【会員対象】定例研究会
第74回定例研究会 (ビジネスと知的資産・知財法研究分科会)
「オープンイノベーションにおける知財業務と『お付き合い』の心構え
~優越的地位濫用規制から学ぶ企業提携のあり方~」 (2023年10月4日開催)
第74回定例研究会は、ビジネスと知的資産・知財法研究分科会が担当します。
目まぐるしく変化する技術トレンドや社会のニーズに対応するために、他社との技術・事業提携・業務委託といった「他社との付き合い」が求められるようになっています。他社とどのように付き合うかは、一般的には自社の事業戦略の構築から他社との交渉を経て契約に落とし込まれます。
他社との契約締結に際しては、時に、自社と他社、法務知財部門と現場といった立場の異なる関係者の利害が対立するなど、さまざまな問題を生じることがあります。
今回の定例研究会では、互いに異なる立場で「他社とのお付き合いする」実務に関係してきた登壇者により、他社との交渉・契約締結に際して生じる問題を論じます。問題を抽出、整理して論じるに際して「優越的地位の濫用規制」が強化されている最近の動向についてレクチャーを頂きます。この規制は、国が中小企業等の立場の弱い事業者を国の経済を支える重要なプレイヤーと位置づけ、そのような事業者に対する不当な扱いを違法とするものであり、近年、所管官庁である公正取引委員会は、この規制を積極的に活用すべく各種ガイドラインや報告書を公表しています。
レクチャーを踏まえ、「他社連携」に関係する異なる立場について理解を深め、企業同士が相利的な関係を構築するために、立場の異なる者同士がそれぞれの立場でどのような役割を担うべきかを見出すことを目的とします。
皆様のご参加お待ちしております。申し込み方法は、下記をご参照下さい。
【日 時】 2023年10月4日(水)19時~20時30分 | |
【形 式】 Zoomによるオンライン開催(事前登録制) | |
【テーマ】 「オープンイノベーションにおける知財業務と『お付き合い』の心構え ~優越的地位濫用規制から学ぶ企業提携のあり方~」 |
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【講演者】 溝上 武尊 氏(弁護士法人 イノベンティア) 2010年大阪大学法学部卒業、12年京都大学法科大学院修了。13年弁護士登録(大阪弁護士会)。主な取扱分野は知的財産法・独占禁止法・紛争解決。19年より大阪弁護士会知的財産委員会副委員長。22年より大阪弁護士会独占禁止法実務研究会世話役。4年超の電機メーカー知的財産部門勤務経験あり。 三好 陽介 氏(ランドンIP合同会社社長、東京富士大学客員教授、鷺沼ベース合同会社パートナー) 1991年大阪府立大学工学研究科博士前期課程(電子工学)修了。日本電気マイクロエレクトロニクス研究所にて半導体デバイスの研究開発ののち2002年より同社知的財産統括本部、2013年より日清食品ホールディングス知的財産部にて知的財産に関する訴訟や技術移転、共同開発、ライセンス等種々の交渉に従事。 田川 順一 氏(星和電機株式会社 経営企画部 事業企画課) 半導体業界にて技術及び技術マーケティングに従事した後、2019 年星和電機株式会社入社。事業戦略本部にて新規事業開発や事業開発のステップ設計等を行う。複数の行政アクセラレーションプログラムメンターを務める。 |
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【内 容】 1)ミニ・レクチャー:「優越的地位の濫用規制」について 2)パネル&トーク:他社連携で生じる課題~その背景、課題解決に向けて |
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【参加費】 無料(事前参加申込制、定員100名) | |
【参加資格】 日本知財学会会員に限ります。 未入会の方は、参加申込時までに入会していただければご参加いただけます。 https://www.ipaj.org/admission/ ※ご所属先が法人会員である場合もご参加いただけます。 https://www.ipaj.org/admission/member.html |
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【参加申込】 以下のフォームよりお申し込みください。 日本知財学会第74回定例研究会 参加申込フォーム ※申込締切:10月2日(月) ※10月3日(火)に参加用Zoom情報を送付します。 |