分科会 Subcommittee

コンテンツ・マネジメント分科会

連続講座「Fashion Biz Study」〔第4回〕
ファッションデザインの法的保護(意匠法・著作権法編)(第50回CMSC研究会)

 ファッションビジネスにおいて近年注目されているファッションローに関する日本での初の体系的な解説書『ファッションロー』(勁草書房)の著者である角田政芳氏(東海大学教授・弁護士)、関真也氏(TMI総合法律事務所・弁護士)による「連続講座 ファッションローの基礎」を開催します。
 第4回は、意匠法と著作権法を取り上げます。意匠法は、知的財産法の中でも、ファッションデザインの保護に関して中心的な役割を果たします。ライフサイクルが短いファッションプロダクトにとって、審査手続に要する時間がネックになることが指摘されてはいますが、部分意匠やいわゆるグレース・ピリオドなどの制度と活用方法を知っていれば、意匠法は、その活躍の場面は極めて多岐にわたる重要な分野です。また、著作権法は、ファッションプロダクトの実用性のゆえに活用場面が限られると言われる傾向にありますが、登録やそれにかかる時間と費用を要しないという手続面などから、他の知的財産法による保護の間隙を埋める手立てとなり得る点で無視できない重要な分野であり、場面に応じて様々な解釈・適用ができるよう準備しておくべき分野です。ファッションビジネスにおける意匠法及び著作権法の役割と戦略的な活用方法の基礎について、関真也氏から解説いただきます。

【日 時】 平成30年(2018年)8月8日(水)19:30~21:00
【会 場】 スパイラルルーム(スパイラル9F)
      東京都港区南青山5-6-23 地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ
      ※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。
      http://www.spiral.co.jp/a_map/
【主 催】 Fashion Studies
      http://fashionstudies.org/
【共 催】 日本知財学会 コンテンツ・マネジメント分科会
      http://www.ipaj.org/bunkakai/content_management/index.html
      東海大学総合社会科学研究所知的財産部門
      http://www.ssrip.u-tokai.ac.jp/HPC-index.html
【協 力】 スパイラルスコレー 企画:篠崎友亮(Fashion Studies)
【講演者】 関 真也氏(TMI総合法律事務所・弁護士・NY州弁護士)
【対 象】 この問題に関心のある方
【参加費】※決算アプリPeatix にてお支払いいただきます。
登録頂きました、メールアドレスに決済方法をご案内申し上げます。

【1回券(単科)】
・一般料金       前売3,500円、当日4,000円
・知財学会会員割引料金 前売2,500円、当日3,000円
・学生料金       前売2,500円、当日3,000円

【5回連続券】
・一般料金       前売15,000 円
・知財学会会員割引料金 前売10,000 円
・学生料金       前売10,000 円
【参加申込】
https://fs223.formasp.jp/c358/form1/
※参加申込フォームは、第1回から第5回すべてにお申込みいただけます。
※お申込みいただいた後、参加費の事前精算方法をお知らせいたします。
【講演者紹介】
●関 真也氏

TMI総合法律事務所弁護士/米国弁護士(NY州)/津田塾大学非常勤講師/東海大学総合社会科学研究所研究員/日本知財学会事務局員

著書『ファッションロー』(勁草書房/2017年)では、「米国におけるファッションロー」について解説。ファッション関係の主な論文に、
*「Star Athletica 事件合衆国最高裁判決:実用品のデザインに用いられる美術的特徴が保護適格性を有するか否か(分離可能性)を判断する基準~日本の著作権法における応用美術の保護への示唆~」『日本国際知的財産保護協会月報AIPPI』62巻9号、日本国際知的財産保護協会、2017年、838頁。
*「米国知的財産法によるファッション・デザイン保護の現状と課題(2)」『日本国際知的財産保護協会月報AIPPI』62巻2号、日本国際知的財産保護協会、2017年、149頁。
*「米国知的財産法によるファッション・デザイン保護の現状と課題(1)」『日本国際知的財産保護協会月報AIPPI』62巻9号、日本国際知的財産保護協会、2017年、6頁。
等がある。