分科会 Subcommittee

知財教育分科会

第83回知財教育研究会(2026年3月8日開催)

 知財教育分科会は、2026年2月に満19年となり、登録会員は全国各地に分布し、研究会は全国巡回(オンライン開催の実施拠点は座長の所属先名)で開催してきました。本学会の分科会のなかでも“老舗”とも言える存在です。2025年度は、3回の知財教育研究会と、4回の定例研究会(3月の開催予定を含む)を開催し、また年次学術研究発表会知財教育分科会セッションを実施しました。知財教育研究は着実に歩を進めています。
 20年目に向けて、知財教育研究者・実践者の意欲的な研究・実践発表を期待します。

【日時】 2026年3月8日(日)9時30分-12時30分(予定)
【場所】 オンライン開催 (実施拠点:東大寺学園中学校・高等学校)
【共通テーマ】 知財教育研究
【内容】
第1部 知財教育に関する研究・実践報告

「研究者モビリティ向上とオープンアクセス加速化に伴う新たな課題:研究データマネジメントと営業秘密管理」
塩満典子
(山陽小野田市立山口東京理科大学)
 本発表は、オープンアクセス加速化と研究データプラットフォーム活用により顕在化する研究データマネジメント(RDM)と営業秘密管理の交差領域を、研究者の流動性(モビリティ)促進下の大学知財実務として分析・評価する。転退職者の職務発明では、転職元・転職先間の権利移転と譲渡・実施許諾前の秘密保持契約(NDA)が要諦である一方、不正競争防止法・経産省指針および知財デューデリジェンスの理解は十分に浸透していない。弁理士、産学連携コーディネータ、リサーチアドミニストレータ(URA)等の習熟度の差異を踏まえ、知財教育の標準化と知的財産管理技能検定等の有資格者配置を提案する。

「中学校技術・家庭科における地域団体商標と伝統食材を題材とした授業実践の分析」
渥美勇輝
(三重県鈴鹿市立天栄中学校)
 中学校技術・家庭科において地域団体商標と伝統食である「雑煮」を関連させた実践を検証した結果、知財教育における有効性が確認された。一方で、実践は東京都で行われたことで、対象の属性に特徴があることが予想された。そのため、地方において追実践を行った。その結果、追実践においても地域団体商標と伝統食を関連させた授業として整理した。しかし、「知財への関心」が向上したかを検証していない。本研究では、追実践を分析するとともに、「知財への関心」などが向上したかを質問紙調査を分析することで明らかにしたい。

「なぜ共通テスト情報Ⅰでは知的財産が出題されにくいのかに関する一考察 ‐試験設計と評価可能性の観点から‐」
𠮷田拓也
(東大寺学園中学校・高等学校)
 共通テスト「情報Ⅰ」において,知的財産は学習指導要領上重要な内容であるにもかかわらず,本試では出題されにくい状況が続いている.一方で,2025年1月実施の追試において関連事項が扱われたことは,出題可能性とその制約を考える上で示唆的である.本発表では,この不出題の背景について,単なる出題傾向の問題としてではなく,試験設計および評価可能性の観点から考察する.特に,知的財産に関わる判断が文脈依存であり,一義的な正解設定や思考過程の安定した評価が困難である点に着目する.これにより,知的財産が軽視されているのではなく,共通テストの評価方針との構造的な不整合によって出題されにくい可能性を検討する.

第2部 2025年度の活動報告と2026年度の活動計画、新年度の幹事構成
    知財教育分科会20周年記念事業について
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2026年2月6日(金)までに、
一般参加をご希望の方は、2026年3月6日(金)までに、
下記の入力フォームに記入して送信してください。受付通知が自動送信されます。しばらくたっても届かない場合は、ご自身のメールアドレスが誤入力の場合が考えられます。その際は再度お申し込みください。
 ⇒ (入力フォームへ)

 <第83回知財教育研究会申込内容>
  1.名前
  2.所属
  3.役職
  4.電話番号
  5.メールアドレス(必要に応じて第2メールアドレスも)
  6.発表演題(発表申込の場合)
  7.要旨(発表申込の場合、200~400字程度)
  8.その他連絡事項等
【座長の公募】
知財教育研究の一層の進展に向けて、今回の座長を公募します。座長はオンラインでの進行に従事していただきます。発表者と兼ねることも可能です。オンラインアプリZOOMの操作は、分科会事務局で行いますが、「実施拠点」は原則として座長の所属先名となることをご了解ください。(特別な事情がある場合はご相談ください)
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料 、事前参加申込制
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。配布物は事前に分科会事務局までPDFファイルでお送りください。参加者に配布します。PPTスライドは発表者のパソコンで操作していただきます。
【その他】

① 発表者・参加者は、各自、インターネットに接続できる情報機器をご用意ください。

 ご希望に応じて、事前にテスト実施の機会を設定することも可能です。

② 著作権等に関わる運用規定は別途定めます。

③ 発表・参加申込にかかわる個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用します。

【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。