知財教育分科会
第38回知財教育研究会(2017年3月5日開催)のお知らせ
知財教育研究会は全国に普及推進を図るため各地を巡回開催しております。
第38回知財教育研究会は,首都圏での開催です。
全国の知財教育研究・実践者の皆様多数のご発表ご参加をお待ちしています。
【日時】 2017年3月5日(日)9時-13時(予定) |
【場所】 玉川大学(東京都町田市玉川学園6-1-1) http://www.tamagawa.jp/access/index.html 大学教育棟 2014(UNIVERSITY HALL)5階504・505教室 http://www.tamagawa.jp/campus/map/ http://www.tamagawa.jp/vision_2020/e_bldg/ |
【交通】 小田急小田原線「玉川学園前」駅下車 北口より新宿方面へ、正門まで徒歩3分程度 ※正門付近に守衛所があります。本会にご参加の旨お伝えいただき、会場へのルートをお聞きください。守衛所より徒歩3分程度で大学教育棟 2014正面玄関へ到着します。 |
【内容】 ●第1部:知財教育に関する研究・実践報告 「『知財ビジネス評価書』を用いた対中小企業融資の地方創生における役割」 伊藤 宏介(玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科) 特許庁「中小企業知財金融促進事業」により、中小企業が保有する知的財産権を金融機関が評価して融資を実施した事例を調査した。その融資対象中小企業の保有する知的財産権をJ-PlatPatにより検出し、中小企業の活性化と金融機関との関わりおよび地方創生について考察した。 「二輪車用排気消音装置の技術とデザイン-特許権と意匠権の相補性の検討-」 佐藤 萌人(玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科) 国内二輪車製造会社の保有する排気消音装置に関する特許・意匠の情報を収集し、当該装置の権利状況について調査した。特に、特許・意匠に類似図面を持つ2つの出願事例を検出し、それにより技術とデザインの相補性の効果と出願の戦略を考察した。 「『楽しく学べる「知財」入門』から考察した一般向け知財啓蒙書籍の在り方」 稲穂健市(東北大学研究推進本部) 昨年の同分科会において、「一般向け知財関連書籍による啓蒙・教育効果について」 と題する発表を行い、一般読者に受け入れられている知財啓蒙書籍の分析を行った。 今回の発表では、その結果も踏まえながら執筆を行った『楽しく学べる「知財」入門』(講談社現代新書)(2月中旬上梓)を題材として、著者として工夫を凝らした点と読者からの具体的なフィードバックを比較対照しながら、より効果的・効率的な知財啓蒙書籍の在り方について考察した結果を発表する。 「障がい者アート支援者向け知財教育テキストの1事例」 加藤直規(知的財産研究家) 障がい者の精神の癒し・自立を目的に障がい者施設において芸術活動が盛んになって来た。活動の広がりとともに現場から権利に関する相談を受けることも多くなり、支援者の間で知財への関心が高まっている。今回の発表は2014年度厚労省のモデル事業の成果物として制作した冊子「障がいのある方のアートに関する権利Q&Aハンドブック」を紹介する。内容は著作権が中心であるが、所有権や契約にも言及、障がい者の表現や福祉の在り方への問題提起で締めくくる。素材は障がい者施設の現場で発生する疑問や課題に直接回答を与えるものであり、親しみをもたせるためQ&Aスタイルを採用し、似顔絵を挿入したりしている。まだまだ現場に即応する事例のレベルであるが今後の標準化に向けご意見を賜りたい。 「教員免許更新講習における知財科目実践事例紹介」 木村友久(山口大学) 平成26年度に山口大学で新たに開講した知財系の現職教育免許更新講習について、その内容と課題を紹介する。講習は二種類で、「【選択】子どもの創造性を促す知財教育教材作成」と「【選択】教育現場における実践的著作権対応」を対面方式で各6時間ずつ実施した。これらについて、開講初年度の担当者の視点から検討する。 「未成年の発明者の権利について」 谷口牧子(旭川工業高等専門学校) これまでにも、学会報告や論文等を通して、未成年者による特許出願等に、多くの問題があることを指摘してきたが、今後も、知財教育が進展して、より多くの未成年者が出願行為を行うことが予想されるため、その際に、未成年発明者の人格権的権利をどのように取扱うかについて、近隣諸国との比較を行いながら考察する。 「日本の知財教育史を編纂する」 世良 清(三重県立津商業高等学校) 日本では、知財立国宣言を受けて、日本知財学会に知財教育分科会を設置して満10年を迎えた。この機会に報告者は10年の知財教育の経過を後世に残すために、日本知財教育史の編纂に着手した。日本の知財教育は、概ね知財立国宣言以降の知財教育と、その前史ともいえる発明教育の歴史、さらには著作権教育の歴史を編みこむことが求められる。本報告では、これらがまだ完成したものではなく、報告者が収集した各種の記録・情報について、関係各方面からの指導助言を求めるものである。 ●第2部:知財教育に関するショートフリートーク 本日の研究・実践報告をもとに、総括討論を行います。 また、各出席者が持ち寄った知財教育に関する情報を交換し、共有を進めます。 |
【発表者・参加者募集】 発表参加をご希望の方は、2017年2月3日(金)までに、 一般参加をご希望の方は、2017年3月3日(金)までに、 下の申込書の各項目をご記入いただき、メールにてお申込みください。 発表時間は発表数に応じ目安の時間をお知らせします。ご協力ください。 一般参加の当日来場も歓迎ですが、資料等の準備の都合上、なるべく事前にお申込みください。なお、個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。 E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局) ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。 ※申込先のメールアドレスが変わりましたのでご注意ください。 <第38回知財教育研究会 申込書> 1.お名前: 2.ご所属: 3.お役職: 4.電話番号: 5.メールアドレス 6.発表希望の有無と、発表の場合は演題と要旨 7.日本知財学会(会員・非会員)、知財教育分科会(登録済・未登録) |
【参加資格】 どなたでもご参加いただけます。 日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。 |
【参加費】 無料 |
【お問合せ】 お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。 E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局) ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。 |