シンポジウム
■日本知財学会2021年度春季シンポジウム
コンテンツのネット配信と知的財産
開催主旨
コロナ禍の影響により巣ごもり消費が増えている。コンテンツは、LIVEや映画館等は大きなダメージを受けたが、ネット配信については大きく市場を伸ばしている。また、コンテンツの種類によって、様々なマネタイズ方法がトライアルされている。例えば、音楽や動画分野ではサブスクリプションが増えている。その他、コミックの分野では「無料試読」等や動画広告などによる広告収入などこれまでとは異なる方法が見られるようになってきている。更に、海外の事業者あるいはコンテンツが日本市場に参入してきている。
コンテンツのネット配信におけるマネタイズを模索するにあたり、一部の事業者は、ユーザーの視聴動向を分析し、コンテンツの創作の参考としたり、どこまでを無料(PR)にして、どこから有料にすると収益が最大化するかなどの検証をすすめている。
他方で、正規版流通を脅かす海賊版サイトの状況も大きな変化がみられている。昨今においては、正規版サイトと同様に海賊版サイトも伸びているようだ。著作権法を改正し、海賊版対策が強化されたのにもかかわらず、施行までに時間がかかった等の影響もあり海賊版サイト運営者により対策が講じられ海外にサーバが移されてしまう等これまで以上に複雑な環境となっている。
このようにコンテンツのネット配信にあたり、大きな動きがみられていることから、ビジネスおよび知財の側面からの検討を試みる。
日 時 | 2021年6月28日(月)13:00~17:30(予定) |
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形 式 | オンライン(Zoomウェビナー) |
参加費 | 無料(事前申込制、定員に達した場合は締め切ります) |
プログラム(予定) | |
13:00~13:05 | 【オープニング】 渡部 俊也氏(東京大学 教授/本学会会長) |
13:05~13:25 | 【趣旨説明】 久保 雅一氏(株式会社小学館 取締役・株式会社小学館集英社プロダクション 常務取締役/本学会副会長) |
13:30~14:30 | 【講演1】 「マンガとSMARTOONの現在と未来」 金 在龍氏(株式会社カカオジャパン 代表取締役社長) |
休憩 | |
14:40~15:40 | 【講演2】 「『アフターコロナのライブ配信』及び『UGC(2次創作コンテンツ)』の今後の展望」 勝股 英夫氏(エイベックス・ピクチャーズ株式会社/株式会社アニメタイムズ 代表取締役社長) (目次) ・映像配信マーケットトレンド ・ライブ配信動向 ・UGC(2次創作コンテンツ)について ・今後の展望 |
休憩 | |
15:50~16:50 | 【講演3】 「ポストサブスクへ。音楽ビジネスの過去現在未来」 榎本 幹朗氏(作家、コンサルタント) |
休憩 | |
17:00~17:20 | 【講演4】 「海賊版サイトの最新動向調査結果」 渡邊 恵理子氏(電気通信大学 情報理工学研究科 先進理工学 准教授/本学会理事) |
17:20 | 【総括・クロージング】 久保 雅一氏(再掲) |
【参加申込】
・事前参加申込制です(参加お申込締切り:6月24日)
自動返信で受付完了メールをお送りします。日本知財学会事務局 からの
メールが受け取れるよう、メールソフト等の設定をお願いします。
受付完了メールが届かない場合には、事務局までお問合せください。
・参加申込フォームからの申込が難しい場合は事務局にご連絡ください
【参加方法】
・6月25日にメールでZoomのURLをお送りいたします。
シンポジウムの10分前より接続を開始する予定です。