学会誌・資料 Journal

日本知財学会誌 第13巻第1号掲載

アジアから世界に発信する商標制度と戦略 ー悪意ある商標出願ー
East Asia Trademark System and Strategy for Worldwide Users: Bad Faith Trademark Filing


橋本 正洋
Masahiro Hashimoto
日本知財学会誌 Vol.13 No.1 p.27-38 (2016-8-20)
Journal of Intellectual Property Association of Japan Vol.13 No.1 p.27-38 (2016-8-20)

<要旨> 
商標制度と商標戦略については,非伝統的商標制度の導入など今日的にもいくつか論点があるが,本日中韓連携知的財産シンポジウム(2015年12月4日・5日)では,各国商標制度の進展を紹介しつつ,特に悪意ある商標出願に焦点を当てた議論を行ない,本稿はその内容をまとめたものである.悪意ある商標出願については,2010年代前後から,日中,日中韓,TM5(日米欧+ 中韓)といった政府間の国際ダイアログにおいて各国の重大な関心を持った議題の一つとして取り上げられてきた.悪意ある商標出願については,もともと各国ユーザーが中国国内における悪意ある商標出願に悩まされていたこともあり,中国を含めた国際的な枠組みでの議論が進められてきたものであるが,当初は消極的であった中国当局も近年は積極的に議論に参画し,日韓の実務家と同様,対応の進展について披露した.
<Summary>
Bad faith trademark filing is one of the most important issues among Japan, China, Korea Trademark offices. Thus, each international dialog with these offices or TM5, this issue has been discussed. In this symposium, experts from 3 offices made presentation of current status and low amendment for this issue.

<キーワード>
商標,悪意ある商標出願,特許庁,中国商標局
<Keywords>
Trademark, Bad faith filing, SAIC, KIPO, JPO