知財関連のお知らせ
WIPOオンラインセミナー「医薬品の開発インセンティブとアクセスのバランス
- 米国及びEUとの比較からみた日本の制度の概要 -」(2025年7月17日開催)
日 時 | 2025年7月17日(木)15時~16時30分 |
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形 式 | オンライン |
内 容 | 本Webinarは、まず、米国やEUの制度と比較しながら、日本の医薬品規制に関する現在の枠組みを概観します。 具体的には、イノベーションのインセンティブと医薬品アクセスとのバランスを取りつつ、先発医薬品企業の利益を保護するために設計された3つの主要な政策を紹介します。 3つの政策とは、①データ保護(再審査制度)、②パテント・リンケージ、③特許期間の延長です。日本の制度は、①データ保護制度として法定化されていないこと、②パテント・リンケージも法定化されておらず、厚生労働省からの通知に基づいて運用されていること、③特許期間の延長を複数回認めている点などにおいて、米国やEUとは異なっています。 この現状分析を基に、日本が直面している課題である①データ保護の法定化、②パテント・リンケージの運用における透明性や予見性の向上、③特許期間が延長される基準の明確化といった点に触れ、それぞれの解決手段として挙げられている提案を検証することで、イノベーションと医薬品アクセスの適切なバランスを検討したいと思います。 |
講 師 | 清水 紀子 氏(札幌医科大学医学部先端医療知財学講座(兼)附属研究連携推進機構 知財・開発部門長) 司会・Q&Aセッション:阪﨑 裕美 氏(WIPO日本事務所 参事官) |
参加費 | 無料(事前参加申込制) |
参加申込 | 参加登録フォームよりお申込みください。 |