分科会 Subcommittee

知財教育分科会

<オンライン開催>
第51回知財教育研究会(2020年6月14日開催)のお知らせ

 第51回知財教育研究会を、前回に引き続きオンライン(ZOOM)で開催します。
 新型コロナウイルスへの対応には、教育機関を始めあらゆる場面で最優先事項ですが、知財教育分科会では、前回の第50回記念知財教育研究会は開催を断念することなく、実施方法などの工夫を図って、いち早くオンライン開催に漕ぎ着けることができました。しかし、試行の予定から本格実施に急遽切り替えたこともあり、実施に当たって、いくつかの障害が発見されましたので、これらの課題の調査・改善により、再度オンラインで開催することにします。
 これを機会により多くの皆様のご参加をいただき、活発な提案・議論となることを願っております。

【日時】 2020年6月14日(日)10時-12時30分(予定)
【場所】 オンライン開催 (実施拠点:三重県立四日市商業高等学校)

オンライン開催にあたり、参加申込された方に、事前にオンラインアプリ(ZOOM)のURLとパスワードをお知らせし、参加していただくことになります。
※事前に参加申込がないと参加できませんので、ご留意ください。
【共通テーマ】 著作権と知財教育/一般
【内容】知財教育に関する研究・実践報告(共通テーマ/一般)
「たんぽぽの家の知財学習プログラムの開発の歩み」
 後安美紀(一般財団法人たんぽぽの家)
たんぽぽの家は、障害のある人たちの表現活動を社会に発信する市民団体である。日本初の障害のある人の総合的なアートセンター「たんぽぽの家アートセンターHANA」を運営し、セミナーなどの勉強会実施や出版、情報発信を行ってきた。国内外にネットワークを有し、「IoTとFabと福祉」に関する実践的研究など、教育機関、行政、企業などとの協働事業も多数展開してきた。エイブルアート・カンパニーという事業体を立ち上げ、障害のある人のアートを、広告や商品のデザイン使用を仲介する、著作権ライセンスビジネスも展開している。近年、たんぽぽの家では知財学習プログラムの開発に力を入れており、「知財でポン!」というカードゲーム等を用いて、プログラムの普及を行っている。なぜ、障害のある人たちの表現活動を社会に発信する市民団体が知財の問題に注力するのか。本発表では、これまでのプログラム開発の経緯を振り返りながら、その問いに答えていきたい。

「知財研究会のオンライン開催による課題の整理」
 世良清(三重県立四日市商業高等学校)
 𠮷田拓也(四天王寺東高等学校・中学校)
 渥美勇輝(鈴鹿市立平田野中学校)
新型コロナウイルス感染拡大による社会活動の制約は多大なものがある.報告者らは,知財教育研究会をいち早くオンライン開催に移行する決断して,延期や中止に至ることなく,実施をすることができた.その際,様々な課題の発見とその解決があった.本報告では,これら一連の動きを速報として公開する.また、今後に向けて,そのあり方を議論したい.

「改正著作権法35条施行に伴う未解決領域の検討」 
 木村友久(帝京大学共通教育センター)
新型コロナウィルス対応の緊急措置の意味合いもあり、未施行であった改正著作権法35条(平成30年5月25日法律第30号)が令和2年4月28日に施行された。また、実務面では関係者フォーラムの真剣かつ熱い議論を経て、暫定ガイドラインが公開されるに至った。当該ガイドラインは、高等教育機関のFDの取り扱いが、県の教育研修センター等での研修と異なる扱いとなっていることなど今後の議論を待つ項目はあるものの、おおむね現場の実態を反映した内容となっている。ここでは、ガイドラインで意見集約が先延ばしにされた部分と、例えば動画配信サービスの規約を重ね合わせることで表面化する問題など、教育機関が直面する訴訟リスクの観点から検討を行う。

「学生等のアイデア活用に関する調査研究」
 上野翼(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社知的財産コンサルティング室)
今後我が国がイノベーションを創出していくには、新たな創造や権利化の意識を持った人材だけではなく、それを社会に活用できる知財人材を育成していくことが必要である。しかしながら、知財の活用という視点まで知財含めた知財教育ができている学校は一部に留まっているのが現状である。
 これを踏まえ、学生等のアイデアをもとに、商品化等を通じて社会で活用していくうえでの課題等について調査研究を実施した。今回はその結果の概要について報告する。
参考:児童、生徒及び学生のアイデアの活用に関する調査研究(特許庁)
https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota/zaisanken-seidomondai.html

「知財創造教育」を小学校現場に普及・浸透させるために ~育成能力(コンピテンシー)を定める~
 栁瀬啓史 (高知立介良小学校)
内閣府の推進する「知財創造教育」は、全国8地域コンソーシアムが中心となり、内容・方法・教材等の検討を積み重ねている。発表者は前回(第50回大会)、実証授業に基づきながら、「可能性を持つ存在価値としての自己」という視点を取り入れることが、小学校段階での知財創造教育の普及を拡大させる可能性を提案した。同時に、本教育への理解を深めるために、必要な検討課題と達成目標をいくつか提示した。今回は、その課題と目標に添いながら、「本学修によって児童に育成させたい(獲得してほしい)能力」について検討を試みる。またその諸能力(コンピテンシー)を、授業を通してどのように評価していくのかについても、補足提案を試みる。

「AIによる発明評価と知財創造教育」 
 播磨里江子(株式会社AI Samurai)
本発表では、自身がこれまでに実施してきた発明教育の取組「発明寺子屋」について紹介する。特許取得可能性を判定するAIツール(AI Samurai®)を用いて子ども達のアイデアを評価した後、より高い評価になるように発明に磨きをかけ、最終的に特許出願までを経験した小学生の事例を紹介する。従来の発明教育では、個々のアイデアを発表し、先生や友人間で評価し合うに留まるケースが多かったが、AIという一律な評価軸を用いることによって生じた子ども達の反応やその後の取組み方の変化について報告する。
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2020年5月15日(金)までに、
一般参加をご希望の方は、2020年6月12日(金)までに、
下記のURLから入力フォームに記入して送信してください。
 ⇒ (入力フォーム)https://forms.gle/cwp6fTpRTSzDjXuQ8
 <第51回知財教育研究会申込内容>
  1.名前
  2.所属
  3.役職
  4.電話番号
  5.メールアドレス
  6.発表演題(発表申込の場合)
  7.要旨(発表申込の場合、200~400字程度)
  8.その他連絡事項等
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。配布物は事前に分科会事務局までPDFファイルでお送りください。参加者にメールで転送します。パワーポイントのデータファイルは、発表者のパソコンから直接作動させていただくことになります。
【その他】
① 発表者・参加者は、各自、インターネットに接続できる情報機器をご用意ください。
 ご希望に応じて、事前にテスト実施の機会を設定することも可能です。
② 著作権等に関わる運用規定は別途定めます。
③ 発表・参加申込にかかわる個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。
【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。