【会員対象】定例研究会
第24回定例研究会(ビジネスと知的資産・知財法研究分科会)
「デザイン思考からデザイン心理学思考へ ~デザイン心理学で顧客の言葉にならない声を紐解き未来を予測し、新たなマーケティングを科学する」
「コンビニのスタイリッシュなコーヒーマシンがなぜテプラだらけに? ・・」
https://swedenstyle.com/2015/12/column-28/
これはデザインが抱える根本的な問題を象徴しているのかもしれません。数年前より、「デザイン思考」がブームになり、あちこちでその活動が紹介されてきました。「デザイン思考」とは、デザインしたサービスやプロダクトの先にある ユーザー を理解し、仮説を立て、初期の段階では明らかにならなかった第二の戦略や代替する解決策を特定するために問題を再定義する、一連の問題解決の考え方、と言われております。そして、デザイン思考は、共感(Empathize)→ 問題定義(Define)→ アイデア創出(Ideate)→ プロトタイピング(Prototyping)→ 検証(Test)の5つのプロセスで展開される、とされています。
この考え方で、問題解決ができるのであれば、それに越したことはありません。では、ここでいう「ユーザー を理解」とはどんなことなのでしょうか。共感って、わかりますか? 問題の再定義は本当に可能なのでしょうか。デザイン思考に欠けたものがあるのでしょうか? もうひとつの視点として「ユーザー の心理を理解」することが必要なのかもしれません。
そこで、今回は、デザイン心理学をビジネスのコア技術としている株式会社BB Stoneデザイン心理学研究所 代表取締役社長 日比野 好惠氏をお招きし、デザイン思考からデザイン心理学思考へと題し、議論してみたいと思います。
皆様のご参加お待ちしております。
【日 時】 2018年5月28日(月)19時~21時 ※18時30分開場 |
【会 場】 アゴラ東日本橋(東京都中央区東日本橋3-4-10 アクロポリス21ビル4階) http://www.agora-h.jp/ |
【内 容】 デザイン心理学思考は、デザイン心理学(実験心理学+人間工 学+統計学) を活用し、デザイン改善・リサーチ分析・コンサルティング無意識・感性を解明することによって、 より「人の感性に訴える」ビジネスの方向性を決定することに役立てる思考法である。人間の言葉にならない声、無意識の行動をデザイン心理学の理論に基づき見い出し、反映させる。 その手法を特許化し、ビジネス化。その経緯と、数々の企業から投げかけられる問題を解決してきたイノベーティブな事例を紹介し、新たなマーケティングの方向性を示唆します。 1) デザイン心理学とは〜心理学をビジネスに取り入れる流れが加速(2017 年ノーベル経済学賞は、心理学 x 経済学) 2) なぜ従来のマーケティング(言語を介したアンケートや調査)では消費者の本音が探れないのか 3) アイトラッキング 〜 人は見ているようで実は見ていない 4) デザイン心理学 特許手法一部紹介 5) コンビニのスタイリッシュなコーヒーマシンがなぜテプラだらけに? 6) ダイキン工業 ラクエアリモコン開発秘話 7) 事例紹介 l 日本銀行券 l パッケージ改善で売上3割増 l 医療事故を防ぐ l 空間(音と光による感覚的待ち時間の短縮、新消音システム、デジタルサイネージを見てもらう) l GUI改善事例 8) 潜在意識を紐解く〜新リコメンデーションツール開発 9) 起業の想い |
【講演者】 日比野 好惠 氏(株式会社BBSTONEデザイン心理学研究所 代表取締役社長) 福岡生まれ。横浜国立大学教育学部心理学科卒業。 AIU保険会社副社長秘書、ロクシタンジャポン ヘッドトレーナー、神田外語大学キャリア教育センター課長等を経て起業。 “技術の進歩が弱者を置き去りにしてはいないか”との思いを持ち、(株)BBSTONEデザイン心理学研究所を設立。2011年3月、千葉大学工学部初のベンチャーとして認定される。 大学の研究を世の中に還元し、ビジネスとして息を吹き込むという新たなロールモデルを構築。 |
【プログラム】 18:30 開場 19:00~ 講演開始 20:00~ 参加者・分科会幹事・講演者を交えたセッション 21:00 終了 |
【参加費】 無料 |
【参加申込】 今回は定例研究会としての開催となりますので、個人会員・法人会員・学生会員の方がご参加頂けます。 こちらの参加登録フォームからお申込ください。 |