知財関連のお知らせ
輸出管理DAY for ACADEMIA2022 「新たな局面を迎える大学輸出管理」
大学・研究機関等における輸出管理は、平成22年の輸出者等遵守基準を定める省令の施行がなされた後も、各機関がそれぞれの環境に照らして検討し、場合によっては手探りで実施されている状態であることは否めません。未だに、輸出管理に関する法令に馴染めないという声も聞きます。そこで、大学・研究機関等に所属する実務者が中心となって、関係する政府機関、産業界の輸出管理関係者に呼び掛けを行い、大学輸出管理に関する実務知識の普及を図り多く意見を吸い上げ、さらには輸出管理業務に対する大学関係者の意識の向上をはかることを目的に、これまで8回の「輸出管理DAY
for ACADEMIA」の年次大会(以下、「EFA大会」といいます。)を実施してまいりました。
EFA大会は、大学等で輸出管理に係る人たちを中心としたコミュニティ形成に大いに資するとともに、大学での輸出管理業務の問題の共有化、輸出管理に関する意識啓発、輸出管理業務の質の向上に意義あるイベントであり、今後も継続して取り組むことの必要性も、参加された皆様を中心にご理解いただいているところです。
今回、EFA大会を2022年8月5日(金)に上智大学四谷キャンパスにおいて開催する予定です。
ご案内の通り、国際社会情勢の急激な変化を受け、大学の社会的役割の変容とともに大学が輸出管理に取り組む意義も変わり続けており、大学の規模や実情等に応じて、より高度な安全保障輸出管理の実施が求められています。さらには、この度、役務通達の改正が公布され、特定類型に該当する留学生や大学教員等は輸出管理の対象となることが新たに定められました。そこでEFA2022では、「新たな局面を迎える大学輸出管理」をテーマに“国際共同研究”と”技術のみなし輸出に係る法令の改正“を取り上げて開催します。”国際共同研究“については、国際共同研究における契約において、輸出管理において勘所となる課題についてパネル討論を行います。また、”技術のみなし輸出に係る法令の改正“では、2022年5月1日から施行された役務通達の改正に対して、大学は運用においてどのように対処したら良いのか、経済産業省からご説明をいただき、その上でQ&A形式で、その運用の在り方を探ります。さらには同日の午前中は、チュートリアルセッションとして米国の輸出管理制度に関する講演も実施致します。米国の輸出管理制度は域外適用もあり、日本の大学の輸出管理実務担当者も知るべき制度であると認識されます。本大会の開催を通じて、大学・研究機関等における輸出管理体制がより適切に実施されることを目指します。
日 時 | 2022年8月5日(金)10:30-17:20 |
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会 場 | 上智大学 四谷キャンパス 6号館(ソフィアタワー) (東京都千代田区紀尾井町7-1) |
主 催 | 輸出管理デー・フォー・アカデミア実行委員会 |
共 催 | 上智大学 |
プログラム | ●チュートリアルセッション「注意すべき米国の輸出管理」 高野順一氏(日本輸出管理研究所) ●主催者挨拶 伊藤 正実(輸出管理DAY for ACADEMIA 2022 実行委員会委員長) ●来賓挨拶 文部科学省、経済産業省 、外務省 ●パネル討論「国際共同研究にかかる輸出管理(研究支援事務の視点から)」 <モデレーター> 濱手雄一郎氏(東北大学) <パネラー> 中野実氏(日立製作所) 馬目亮太氏(千葉大学) 山之内雄二氏(横浜国立大学) 横山裕矢氏(沖縄科学技術大学院大学) ●講演「みなし輸出」管理の明確化について」 経済産業省 ●パネル討論「技術のみなし輸出に関する法令の改正」 <モデレーター> 伊藤正実氏(群馬大学) <パネラー> 石川綾子氏(名古屋大学) 山越祥子氏(大阪大学) 渡辺修氏(東京理科大学)、 経済産業省 ●閉会宣言 狩野幹人氏(輸出管理DAY for ACADEMIA 2022 実行委員会副委員長) |
参加費 | 無料 |
参加申込 | 参加方法など詳細はこちらをご覧ください。 |