知財関連のお知らせ
日米欧三極知財シンポジウム(11月12日)のご案内
平成21年10月13日
日本国特許庁(JPO)、米国特許商標庁(USPTO)、欧州特許庁(EPO)は、1983年の第1回長官会合以降、継続的に三極特許庁会合を開催しています。毎年持ち回りで秋の長官会合を開催しており、27回目の今年の会合は11月に京都で、12年ぶりに開催されることとなりました。
近年、ユーザーとの対話を重視し、長官会合にあわせて三極特許庁は産業界のユーザーとシンポジウムを開催し、グローバルな特許制度の改善に向けた議論を精力的に行ってきました。今回、日本でも先端技術をリードする学術研究都市である京都で初めてのシンポジウムを開催することを記念して、産業界のユーザーに加えて、重要性を増している大学・アカデミアのユーザーを迎え、新たな視点から、三極特許庁とユーザーの緊密な連携を考える機会にしたいと思っています。
テーマ:「国際的特許スキームの進化に向けて」
昨今の経済不況の中、天然資源の乏しい我が国において、科学技術におけるイノベーションは持続的な経済発展の牽引役として、不可欠の要素と考えられるようになっています。
イノベーションにおいて、大学・アカデミアは重要な役割を担うことが期待されていますが、大学発の新技術を企業等での実用化につなげる持続可能なスキームの構築は、これから解決すべき課題といえます。
また、特許が適切にイノベーションを促進するためには、国際的な特許権の取得が、速やかに、低コストで、かつ高品質になされることが重要です。国際的なワークシェアリングのスキームや特許制度の調和はそのための取組といえます。
こうした課題に対し、三極特許庁はどのような取組を行い、これから行っていくべきでしょうか。また、産業界と大学・アカデミアを含むユーザー及び三極特許庁は、どのように連携していくべきでしょうか。本シンポジウムにおけるテーマは、このような根本的な問題を含むものです。
日時 | 2009年11月12日(木)13:30~16:00 |
---|---|
場所 | 京都大学 芝蘭会館 稲盛ホール http://office.med.kyoto-u.ac.jp/siran/kotsu.htm |
主催 | 日本国特許庁 |
協力 | 日本知財学会、東京大学、京都大学、京都市 |
定員 | 200名程度 ※入場無料・事前申込制 |
参加申込 | 以下のページよりお申込みください。 http://pari.u-tokyo.ac.jp/event/smp091112_info.html |
プログラム(プログラムは、10月16日現在のものです。 詳細が確定次第更新いたします。 )
13:30 | 開会 |
---|---|
13:35~14:15 | 第1部 基調講演 「三極特許庁及び大学における取組の紹介」 スピーカー: アリソン・ブリムロー氏(欧州特許庁長官) デビット・カッポス氏(米国特許商標庁長官) 細野哲弘氏(日本国特許庁長官) 松本紘氏(京都大学総長) |
14:15~14:25 | 休憩 |
14:25~15:10 | 第2部 パネルディスカッションI 「オープンイノベーションにおける大学・アカデミアへの期待」 モデレーター: 渡部俊也氏(東京大学先端科学技術研究センター教授) パネリスト: 大学アカデミア代表(未定) 企業ユーザー代表(未定) |
15:10~15:55 | 第3部 パネルディスカッションII 「国際的な制度調和に向けて」 モデレーター: 小野新次郎氏(ユアサハラ法律特許事務所 弁理士) パネリスト: 企業ユーザー代表(未定) 渡部俊也(東京大学先端科学技術研究センター教授) アリソン・ブリムロー氏(欧州特許庁長官) デビット・カッポス氏(米国特許商標庁長官) 細野哲弘氏(日本国特許庁長官) |
15:55~16:00 | 閉会 |